ラグビーワールドカップ2019日本大会記念1万円金貨の買取価格

金貨の買取価格 (2025年5月16日時点)
¥235,832
ラグビーワールドカップ2019日本大会記念1万円金貨とは
世界が注目した日本開催のラグビーW杯を記念して
2019年、日本で初めてラグビーワールドカップが開催されました。アジア初の開催となったこの大会は、世界中から注目を集め、日本国内でもラグビーブームを巻き起こしました。この歴史的なイベントを記念して、造幣局より「ラグビーワールドカップ2019日本大会記念 1万円金貨」が発行されました。
金貨のデザイン

金貨の表面には、ラグビーワールドカップの優勝トロフィーである「ウェブ・エリス・カップ」と、ラグビーボールが描かれています。世界一を目指して熱戦を繰り広げる選手たちの勇姿を象徴されたデザインとなっています。
裏面には、公式トーナメントマークと、日本を象徴する桜の花がデザインされています。桜は日本代表チームのユニフォームにも使われているモチーフであり、日本開催を強く印象づける意匠となっています。
この金貨のもう一つの特徴として挙げられるのが、「虹色発色(にじいろはっしょく)」です。これは光の反射を利用して、角度によって表面が虹色に輝く特殊な加工技術で、見る角度によって様々な色合いを楽しむことができます。美術工芸としての完成度も高く、観賞用としても非常に人気があります。
発行枚数と仕様
この記念金貨の発行枚数は10,000枚。
- 直径: 26.00mm
- 品位: 金1,000(純金)
- 量目: 15.6g
「令和」の幕開けと2019年の主な出来事
2019年は日本にとって歴史的な転換点となる年でもありました。
- 上皇陛下が退位され、皇太子徳仁親王が新たに天皇として即位されました。これに伴い、元号は「平成」から「令和」へと改められ、5月1日より新時代が正式にスタートしました。「令和」は、日本の古典である『万葉集』から初めて引用された元号であり、「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味が込められています。
- 日本で初開催となるラグビーワールドカップが開幕。日本代表は世界の強豪を次々と破り、史上初のベスト8入りを果たしました。試合の熱気と選手たちのひたむきな姿勢に、日本中が感動と歓喜に包まれました。
- 10月には消費税率が8%から10%へと引き上げられ、経済や家庭の支出にも影響が及ぶなど、日常生活にも変化がもたらされました。
金貨の魅力と価値
発行枚数が1万枚と少ないうえに、デザインの完成度も高く、加えて歴史的イベントを記念していることから、この金貨はコレクターズアイテムとしての価値も高まっています。特に日本でのラグビー人気を決定づけた大会の記念金貨ということもあり、スポーツファンや記念硬貨収集家の間で高い評価を受けています。
金価格が高騰している理由
金(ゴールド)は、昔から「安全資産」として知られており、経済が不安定な時や、先行きが見えない時に多くの人が金を購入する傾向があります。ここ数年、金の価格が大きく上がった背景には、以下のいくつかの重要な出来事が関係しています。
インフレ。最近、世界中でインフレへの懸念が強まっています。インフレとは、モノやサービスの価格が全体的に上がり続ける状態のことです。インフレのタイミングで金に投資しておくと、モノの価格と同じように金の価格も上がりやすくなります。つまり、金を持っていることで、自分の資産をインフレによる価値下落から守ることができるのです。最近では、デフレ(モノの価格が下がる状態)にもかかわらず、金相場が上昇するケースも見られています。これは、単にインフレだけでなく、景気の悪化や不安感の高まりが影響しているためです。景気が悪くなると、企業の株価や国の信用が低下し、株や債券の価値が下がることがあります。そのようなとき、リスクの少ない資産として金が選ばれ、多くの人が金を買うため、結果として金の価格が上がるのです。
2020年に世界中で広がった新型コロナウイルスの影響。このウイルスによって、多くの国で経済活動が止まり、人の移動も制限されました。こうした中、株や不動産などの投資に不安を感じた人たちが、「金なら安心」と考えて、こぞって金を買うようになりました。金は、戦争や経済危機など「万が一のとき」に価値を保つと考えられているため、パンデミックのような大きな危機があると買われやすくなります。このため、2020年の初めには1オンス(約31グラム)=1,500ドルほどだった金の価格が、わずか半年ほどで2,000ドルを超えるまでに上がりました。つまり、30%以上の急上昇です。
各国政府の金融緩和政策。コロナの影響で経済が冷え込んだため、世界の多くの国が経済を立て直そうと「金融緩和」という政策を取りました。これは、銀行の金利を下げて、お金を借りやすくし、世の中に出回るお金の量を増やす政策です。しかし、金利が下がると、銀行に預けたり、国債を買ったりしても大した利息がつきません。そのため、「利息がつかないけれど価値が下がりにくい金」のほうが魅力的に見えてきます。このようにして、多くの人がお金を金に換えるようになった結果、金の価格がさらに上がることになりました。
ロシアによるウクライナ侵攻。2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻したことも金価格の高騰につながりました。戦争が起こると、世界の経済や政治が不安定になります。こうしたときにも、「安全な資産」とされる金が買われやすくなります。実際に、ロシアの侵攻が始まる前には1オンス1,800ドル台だった金が、その後すぐに2,000ドル台にまで上昇しました。また、ロシアは戦争の影響で世界中から経済制裁を受け、ドルが使いづらくなったため、自国の外貨準備として金を買い増す動きが強まりました。この動きは、他の国々、特に新興国の中央銀行にも広がり、金の需要をさらに押し上げました。
需要と供給のバランス。金の価格は、他のモノと同じように「需要」と「供給」のバランスによって決まります。これはとても基本的な考え方です。つまり、金を欲しがる人が多い(需要が多い)ため価格は上昇し続けていると言えます。逆に金がたくさん市場に出回っている(供給が多い)場合は価格は下がる仕組みになっています。
過去1ヶ月間 日次金価格推移

過去1ヶ月の日次金価格の動き
スタート時点(4月初旬)では1グラムあたり約16,500円前後で推移していました。
しかし、4月7日頃には一時15,500円台まで急落。これはグラフ上でも最も低い価格帯であり、短期間での大きな下落が見られます。
その後、価格は持ち直し、4月下旬には17,000円を超える場面もありました(特に4月22日付近)。
ゴールデンウィーク明けの5月上旬には17,300円台を記録し、月内のピークとなっています。
5月中旬に入るとやや下落傾向となり、5月15日前後で再び16,500円台まで低下しています。
注目ポイント
この1ヶ月間での価格変動幅は約1,800円と、比較的広い変動がありました。
4月中旬〜5月初旬にかけては上昇トレンド、5月以降はやや反落傾向となっています。
金価格は、国際情勢・為替・インフレ・金融政策などに影響を受けやすく、短期間で大きく動くことがあります。
金価格がこの1ヶ月間で下落→上昇→反落という波のある動きをしていることです。
現在の金相場は高止まりの傾向にあり、投資・資産保全の視点から注目が続いている状況だといえるでしょう。
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