海外インゴットが買取拒否される理由とは?岐阜で売却する前せん」と断られてしまった。金として価値があるはずなのに、なぜ買い取ってもらえないのか――。
そのような経験をすると、「偽物だと思われたのだろうか」「海外製のインゴットは、どこへ持って行っても売れないのか」と不安になりますよね。ご家族から相続した品物や、昔海外で購入したインゴットであれば、購入時の書類が見つからないこともあります。
しかし、海外製だからという理由だけで、すべてのインゴットが買取拒否になるわけではありません。
大切なのは、製造した会社、純度、重量、シリアルナンバー、入手経路などを確認できるかどうかです。この記事では、海外インゴットが買取拒否される理由と、岐阜で査定を依頼する前に確認しておきたいポイントを、初めての方にも分かりやすくご説明します。

海外製インゴットはすべて買取拒否になるわけではありません
海外製のインゴットには、世界的に知られている貴金属メーカーや公的な造幣機関が製造したものが数多くあります。そのため、「海外製インゴット=買取できない」というわけではありません。
ただし、国内で一般的に流通しているインゴットとは刻印の形式やデザインが異なるため、メーカー名や品位、重量などを確認する時間が必要になる場合があります。
新岐阜商会では、海外製インゴットについて、まず買取可能な品物かどうかを確認しています。お持ち込みの前に、インゴットの写真をLINEからお送りください。
写真でメーカーや刻印などを確認したうえで、査定についてご案内します。
海外インゴットの買取を断る店があるのはなぜ?
海外インゴットが買取拒否される理由は、店舗によって異なります。
海外製品の取り扱い経験が少ない、メーカーを確認できない、品位を判定する設備がないといった事情もあるでしょう。
もう一つ、貴金属業界で特に重視されているのが、金の入手経路です。
密輸などによって流通した金を買い取らないため
金地金の密輸は、海外から金を申告せずに持ち込み、輸入時の消費税などを免れたうえで、国内の買取店に消費税込みの価格で売却して利益を得ることなどを目的として行われます。
実際に財務省・税関は、金密輸の取締りを継続的に強化しています。金地金が衣服や荷物、貨物などに隠され、無申告で国内へ持ち込まれた事件も摘発されています。ち込まれた金が正規に流通したものか、慎重に確認することが求められます。
もちろん、海外製のインゴットを所有している方が、密輸に関係しているという意味ではありません。しかし、インゴットの製造元や入手経路を確認できなければ、店舗側が安全な取引を行えない場合があります。
「金であるか」だけではなく、「どこで作られ、どのように流通したものか」という確認も重要になるのです。
《出典》金の輸出入時における通関関係書類の提出について(税関 Japan Customs)
https://www.customs.go.jp/mizugiwa/gold/20260313.html《出典》金密輸の取締強化について(税関 Japan Customs)
https://www.customs.go.jp/mizugiwa/gold/reinforce.htm
刻印やシリアルナンバーを確認できないため
財務省・税関は、製錬者を示すマーク、製造番号、純度、重量が刻印された金を「シリアル番号等のある金」として示しています。
これらの情報は、正規の商流によって輸入された金を識別するうえでも重要な手掛かりです。で広く参照されているLBMAの基準でも、金地金の表示項目として、製錬業者の刻印、品位、シリアルナンバー、製造時期などが定められています。車の車台番号のようなもの。
見た目が同じ車でも、車台番号がなければ、製造元や登録情報を確認するのが難しくなります。インゴットのシリアルナンバーも、その品物を確認するための大切な情報です。
新岐阜商会で買取をお断りしているインゴット
新岐阜商会では、安全で適正な取引を行うため、次のようなインゴットについては買取をお断りしています。
溶かし直されたインゴット
正規メーカーが製造したインゴットを個人や第三者が溶かし直したものは、元のメーカーや入手経路を確認できません。
見た目が金色で重量が合っていても、中まで同じ純度とは限らず、別の金属が混ざっている可能性も考える必要があります。
そのため、溶かし直されたインゴットや、製造元を確認できない金の塊については買取できません。
刻印がないインゴット
メーカー名、純度、重量などの刻印がないインゴットは、製造元や品質を確認するための情報が不足しています。
試金石や分析機器などによって金属の反応を確認できる場合でも、それだけで正規のインゴットとしての流通経路まで証明できるわけではありません。
当社では、刻印のないインゴットの買取をお断りしています。
シリアルナンバーが入っていないインゴット
シリアルナンバーは、インゴットを識別し、製造や流通の記録を確認するための重要な情報です。
LBMAが示す金地金の技術仕様でも、製錬業者の刻印や品位とともに、シリアルナンバーが主要な表示項目とされています。シリアルナンバーが入っていないインゴットについても、原則として買取をお断りしています。
ご自身で加工したインゴット
インゴットを切る、削る、穴を開ける、磨いて刻印を消す、溶かして形を変えるなど、ご自身で加工したものは買取できません。
加工によって重量や表面の状態が変わるだけでなく、刻印やシリアルナンバーを確認できなくなるためです。
「小さく切れば売りやすくなるのでは」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、加工すると、かえって買取が難しくなります。
売却を検討している場合は、手を加えず、そのままの状態でご相談ください。
海外製インゴットはLINEの写真で事前確認できます
海外製インゴットは、メーカーや種類によって買取の可否が異なります。
店舗へ持ち込んでから買取できないと分かれば、移動や準備が無駄になってしまいます。特に100グラム以上のインゴットは高額になるため、事前確認が安心です。
新岐阜商会では、LINEから写真をお送りいただければ、買取可能な種類かどうかを確認します。
お問い合わせの際は、次の写真をお送りください。
・インゴット表面の全体写真
・裏面の全体写真
・メーカー名やロゴの拡大写真
・純度、重量、シリアルナンバーの拡大写真
・ケースや保証書、購入時の書類がある場合は、その写真
刻印が小さい場合は、明るい場所でピントを合わせて撮影すると確認しやすくなります。
購入時の領収書や保証書が見つからない場合も、まずは現在お持ちの情報をお知らせください。

上の画像は当社の店頭でお買取りした海外インゴットです。ペンダントトップの枠が付いています。
こちらのインゴットは重さが10gです。100g未満の物はお買取できる物が多いです。

上の画像は当社の店頭でお買取りした海外インゴットです。
こちらのインゴットは重さが20gです。
100グラム以上のインゴットは事前にお問い合わせください
100グラム以上のインゴットは、金相場によっては非常に高額な取引になります。
また、海外製の場合はメーカー、刻印、シリアルナンバー、品位、重量などを詳しく確認する必要があります。
100グラム以上だから買取できない、ということではありません。
ただし、査定方法や当日の対応について事前にご案内する必要があるため、必ずLINEまたは電話でお問い合わせください。突然お持ち込みになるより、確認がスムーズです。
《出典》金の輸出入時における通関関係書類の提出について(税関 Japan Customs)
https://www.customs.go.jp/mizugiwa/gold/20260313.html《出典》金密輸の取締強化について(税関 Japan Customs)
https://www.customs.go.jp/mizugiwa/gold/reinforce.htm
海外製の純金コインは買取できます
海外製の金製品には、棒状や板状のインゴットだけでなく、各国の造幣機関が発行した純金コインもあります。
新岐阜商会では、次のような海外製の純金コインを買い取っています。
・カナダのメイプル金貨
・オーストリアのウィーン金貨
・オーストラリアのナゲット金貨
・その他の海外製純金コイン

メイプル金貨はカナダ王室造幣局、ウィーン金貨はオーストリア造幣局、ナゲット金貨はオーストラリアのパース造幣局が発行する代表的な地金型金貨です。
例えば、一般的な1オンスのメイプル金貨は純度99.99%の金で作られ、重量や額面などの仕様が公式に公開されています。ゲット金貨についても、発行元の公式情報で重量や品位を確認できます。の金貨でも、年代、重量、状態、真贋などによって査定結果は異なります。コインについても表裏の写真をLINEからお送りいただくと、事前確認がしやすくなります。
他店で買取拒否されたときにしてはいけないこと
他店で断られても、すぐに「価値がない」と判断する必要はありません。
店舗ごとに取り扱えるメーカーや査定基準が異なるため、別の専門店では確認できる可能性があります。
ただし、売りやすくしようとして、ご自身でインゴットを削ったり、切断したり、溶かしたりしてはいけません。
刻印が汚れて見えにくい場合も、研磨剤や工具を使って強く磨かないようにしてください。刻印や表面の特徴が失われると、確認がさらに難しくなります。まずは加工せず、現在の状態が分かる写真を専門店へ送ること。これが最も安全な方法です。
海外インゴットの買取に関するよくある質問
海外製というだけで買取拒否になりますか?
海外製という理由だけで、必ず買取拒否になるわけではありません。
メーカー、純度、重量、刻印、シリアルナンバー、状態などを確認したうえで判断します。新岐阜商会では、まずLINEの写真から確認しています。
相続したインゴットで購入時の領収書がありません
購入時の書類がない場合でも、メーカーや刻印、シリアルナンバーを確認できる可能性があります。
インゴットの表裏、刻印部分、付属ケースなどの写真をお送りください。ただし、確認結果によっては買取できない場合があります。
刻印はありますが、シリアルナンバーがありません
当社では、シリアルナンバーが入っていないインゴットの買取をお断りしています。
品位や重量の刻印だけでは、製造や流通に関する確認が十分にできないためです。
100グラム以上でも買取できますか?
100グラム以上のインゴットについては、個別に確認しています。
メーカー名、重量、純度、シリアルナンバーが分かる写真を撮影し、LINEからお問い合わせください。
海外製の金貨も断られますか?
メイプル金貨、ウィーン金貨、ナゲット金貨などの海外製純金コインは買取可能です。
真贋、重量、状態などを確認してから査定しますので、ケースや保証書がある場合は一緒にお持ちください。
まとめ|海外インゴットは加工せず、まず写真で確認しましょう

海外インゴットが買取拒否される主な理由には、メーカーや品位を確認できないこと、刻印やシリアルナンバーがないこと、入手経路が不明なことなどがあります。
海外製だから、という理由だけで判断されるものではありません。
新岐阜商会では、海外製インゴットについて、LINEで写真を確認したうえで買取の可否をご案内しています。一方、溶かし直されたもの、刻印がないもの、シリアルナンバーがないもの、ご自身で加工したものについては買取をお断りしています。
また、100グラム以上のインゴットは、必ず事前にお問い合わせください。メイプル金貨、ウィーン金貨、ナゲット金貨などの海外製純金コインも査定しています。
他店で断られたからといって、慌ててインゴットを削ったり、溶かしたりする必要はありません。
まずは品物を加工せず、刻印やシリアルナンバーが分かる写真を撮影し、信頼できる専門店へ相談することが大切です。大切な資産を、安心できる方法で納得のいく形により売却できることを願っております。
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