享保一分金 極美品

享保一分金 極美品
  • 取扱店舗
  • 岐阜・一宮
  • 買取参考価格
  • 2万前後(極美品の場合)
  • 備考
  • 享保一分判(きょうほういちぶばん)は享保小判と同品位、1/4の量目でもってつくられた長方形短冊形の一分判であり、表面は上部に扇枠の桐紋、中央に横書きで「分一」、下部に桐紋が配置され、裏面は「光次(花押)」の極印が打たれている[1]。慶長一分判と同様、年代印は打たれていない。また裏面右上に「佐」文字の極印が打たれた佐渡金座鋳造の享保佐渡一分判(きょうほうさどいちぶばん)が存在し、佐字一分判(さじいちぶばん)とも呼ばれる。
    「光次」の「光」の末画と「次」の第四画が離れ、「離光次」であることから正徳一分判と区別されることは小判と同様である。表面の「一」の文字の末尾が短く枠を突き抜けていないことが特徴である。
    量目
    小判の規定量目は四匁七分六厘(17.76グラム)であり、一分判は一匁一分九厘(4.44グラム)である。
    多数量の実測値の平均は、小判4.74匁(度量衡法に基づく匁、17.78グラム)、一分判1.19匁(同4.46グラム)である[11]。
    太政官による『旧金銀貨幣価格表』では、拾両当たり量目5.71262トロイオンスとされ[12]、小判1枚当たりの量目は17.67グラムとなる。
    品位
    規定品位は慶長金(見増の位・三代目位)と同位の五十匁七分位(金86.79%)、銀13.21%である[13][14]。
    明治時代、太政官のもと旧金座、および造幣局により江戸時代の貨幣の分析が行われた。享保金の分析値の結果は以下の通りである。
    享保金の鋳造量
    『吹塵録』によれば、小判および一分判の合計で8,280,000両である。
    一分判は総鋳造量の五割とされる。すなわち4,140,000両(16,560,000枚)である。小判は4,140,000両という計算になる。
    佐渡判は享保元年(1716年)より享保9年(1724年)までの鋳造高は小判16,800両、一分判16,800両(67,200枚)、合わせて33,600両と推計される。
    また金座における鋳造手数料である分一金(ぶいちきん)は鋳造高1000両につき、手代10両、金座人10両2分、吹所棟梁4両であった
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